軒天の修理を頼まれました。
ボロボロで、奥様が何度も何度も修繕をして来たそうです。
直しても直しても、どんどんひどくなり、さすがに限界だということでご相談頂きました。
軒天の状況 ↓
現場調査をさせて頂いた時は、構造上の問題もありましたが、
どうして、こんな状態になったのでしょうか?
痛々しい状態ですね。
劣化かな?
でも、どうして、ここだけ、こんなにひどいのかな?
あれ?シールが無くなっているね。多分これが原因だろうね。
そう思っていた時、、、、、
『遠藤さんお願いがあるんですが、、、、、』
施主様がコーキングを持って、私たちの所へ
『私なんども、これで直してたんだけど、もしなら、窓周りにコーキングしてもらえませんか?
あの当たりを重点的に、、、、、、、』
話しを聞いていて、
『あっ原因はこれだ。』
と、確信に変わりました。
原因は、それです。とは言えませんでした。
お家の人が一生懸命んに治そうと努力をして来た痕跡があるので言えませんでした。
でも、コーキングはしない方が良いという事はお伝えさせて頂きました。
理由はこうです。
湯舟いっぱいに水を溜めて、大きな木を浮かべて、風呂の栓を抜くとどうなりますか?
水は流れて、木だけが湯舟の中に残ります。
しばらくすると、その木は乾いていきます。
では、栓を抜かずに水を張ったまま、そのままにしておいたらどうなりますか?
木は、水に浮いたり沈んだりしながら、水を含んで重くなっていきます。
木は膨張し、ふやけていきます。
このような状況と同じ様な事を、家の人が自らしてしまっていたのです。
窓周りには、水抜き穴があります。
水がたまらない様に、わざと、水抜き穴を作っています。
その水抜き穴を、施主さんはコーキングで埋めてしまっていたのです。
それで、この様に水が抜けにくくなり、軒天に水が溜まり、ふやけていったのです。
根本を治したわけではありません。
今回は、軒天の修理でしたので、交換をしました。
施主さんの希望で、
水抜き穴も作って欲しいと希望され作りました。
今回は、交換をしましたが、
悪い予感がします。
あれだけの状態でした。
そして、数年前に水道管が破裂し、床下から水が漏れて、外まで漏れ出したことがあるそうです。
もしかすると、シロアリなど害虫の住処となっているかもしれません。
施主さんにお尋ねすると、最近羽アリがいた。
という情報もありました。
かなり怪しくなってきました。
そして、家の土台や、木部の状態はどうなっているのでしょうか?
心配ですね。
これからは、シロアリの繁忙期です。
一度、チェックした方が良いかもしれませんね。
シロアリがいないのが一番ですが、それはそれで安心ですが、もしいたら大変です。
大丈夫、大丈夫、これくらいなら出来ると、誤った処置をするなら
逆に悪化させるという事があるかも知れません。
大事な家だからこそ、きちんとケアをするなら、長く持ちます。
例えば
看護師や介護職の方も、お同じ事が言えるのでは無いでしょうか?
家族だから、これくらいなら大丈夫、大丈夫だ過信して、誤った処置をするなら
命の危険に発展するかもしれません。
看護師や、介護資格者の方々は、いつも命と隣合わせだと聞きます。
本当に大変な仕事だと思います。
私たちも同じです。
命より大切なものはありませんが、
家もお家の方にとって、大きな財産です。
私たちも、研修から多くの事を学び、資格を取得し何年も実践から、
技術を磨き上げてきた専門家です。
是非、おうちのお困り事は、富士エンタープライズに頼ってください。
なんでも、お尋ねください。
皆さまからのお問合せ心からお待ちしております
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